マカオ、2024年通期の観光物価指数が前年比3.15%上昇

 マカオ政府統計・センサス局は1月10日、昨年通期(2024年1〜12月)の観光物価指数が前年から3.15%上昇の146.23だったと発表。

 ネックレス及び衣服の小売価格と外食サービス費の上昇が主要因。分類別では、雑貨、衣類・履物、飲食の価格指数がそれぞれ9.86%、5.66%、3.8%上昇。一方、レジャー・文化活動は13.76%下落。

 昨年第4四半期の観光物価指数は前年同時期から1.05%上昇。ネックレスの小売価格と外食サービス費の上昇が主要因で、ホテル客室価格の下落が上昇幅の一部を相殺した。分類別では、雑貨と飲食の価格指数がそれぞれ12%、3.4%上昇。レジャー・文化活動と宿泊はそれぞれ11.5%、3.75%下落。

 昨年第4四半期の観光物価指数は前の四半期(同年第3四半期)から3.29%上昇。国慶節ホリデー(10月初旬)及びマカオグランプリ期間(11月中旬)にホテル客室価格が上昇したことで、宿泊の価格指数が11.4%上昇。また、冬物衣料のリリースにより、衣類・履物についても5.36%上昇。

 観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオの町並み(資料)=2024年11月世界遺産セナド広場にて本紙撮影

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