マカオ、2004年の公共路線バス乗客数が2.3億人に…単日平均6%増の62万人

 マカオは面積約32平方キロ(東京の山手線の内側の約半分に相当)、人口約68万人という小さな地域だが、政府とコンセッションを結ぶ2つのバス会社が運営する公共路線バスが市民や観光客の移動の足として大きな存在感を示している。

 マカオ政府交通事務局(DSAT)は1月9日、昨年(2024年)通期の公共路線バスサービスに関する統計を公表。昨年通期の公共路線バスの乗客数は延べ(以下同)2.3億人近くに達し、単日平均では前年比6%増の62万人だった。乗客数が単日最多だったのは10月4日の約80.3万人で、過去最多。

 このほか、単日平均運行本数は9000本超、単日平均運行距離は14万キロ超に登った。

 昨年12月31日時点の公共路線バスの路線数は86、バスの台数は1007台、運転手の数は約1400人とのこと。

 マカオでは、2023年末から2024年末にかけて新交通システム「マカオLRT」の路線拡充も進んでいるが、依然として公共路線バスが主要な公共交通機関として機能。需要に応じた路線の調整や運賃支払い方法の多元化など、利便性向上策も随時講じられている。

マカオの公共路線バスを運営する澳巴(上)と新福利(下)の車輌のイメージ(資料)=本紙撮影

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