マカオのカジノIR運営全6社の2025年賃上げ発表出揃う
- 2025/1/23 13:19
- カジノ・IR
マカオには、政府とカジノ経営コンセッション(カジノ経営権契約)を締結するカジノを含む統合型リゾート(IR)運営企業が6社存在する。近日、各社の賃上げ発表が相次ぎ、1月22日までに全社が出揃った。
各社が発表した賃上げ内容は下記の通り。(発表順)
・サンズチャイナ(2024年12月31日発表)
2025年3月1日付で月額報酬が1.6万パタカ(日本円換算:約31.2万円)未満の社員は一律600パタカ(約1.2万円)を加算(アップ率3.8〜5%)、1.6万パタカ以上の社員については一律2.5%アップ。全社員の99%にあたる約2.7万人が恩恵を受ける。
・ギャラクシーエンターテインメントグループ(2025年1月15日発表)
2025年4月からシニアマネジャー以下の社員で、月額報酬が1.6万パタカ未満の社員は一律600パタカを加算、1.6万パタカ以上の社員については一律2.5%アップ。全社員の約98%が恩恵を受ける。
・SJMリゾーツ(2025年1月20日発表)
2025年4月1日付で月額報酬が1.6万パタカ未満の社員は一律600パタカを加算、1.6万パタカ以上の社員については一律2.5%アップ。全社員の約99%が恩恵を受ける。
・メルコリゾーツ&エンターテインメント(2025年1月20日発表)
2025年4月1日付で香港・マカオ地区の非管理職社員を対象に、月額報酬が1.6万パタカ未満の社員は一律600パタカを加算(+3.8〜6.5%)、1.6万パタカ以上の社員については一律2.5%アップ。
・MGMチャイナ(2025年1月21日発表)
2025年3月24日から月額報酬が1万6000パタカ未満の場合に一律600パタカを加算(アップ率2.5〜5.5%)、1.6万パタカ以上の社員については一律2.5%アップ。全社員の約99%が恩恵を受ける。
・ウィンマカオ(2025年1月22日発表)
2025年3月1日付で上級管理職を除く社員を対象に、月額報酬が1.6万パタカ未満の場合は一律600パタカを加算(アップ率2.5〜5.7%)、1.6万パタカ以上の社員については一律2.5%アップ。全社員の約98%が恩恵を受ける。
なお、マカオにおけるボーナスシーズンは春節(旧正月)=今年は1月29日=前となっており、すでに6社とも概ね月額報酬1ヶ月分のボーナス支給を発表済み。
マカオのカジノIR運営6陣営は2023年の年初からのアフターコロナで業績が回復している状況。