マカオのインバウンド旅客数が2日連続21万人超に…春節GW5日間累計約82.1万人

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。今年(2025年)の春節は1月29日で、中国本土では今年は1月28日から2月4日まで8日間の大型連休(春節ゴールデンウィーク)に。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が2月2日に公表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW5日目(春節から数えて4日目にあたる2月1日)のインバウンド旅客数は21万8367人だったとのこと。前年同時期の連休5日目との比較では11.7%増で、2019年以来の単日最多だった前日をわずかに下回ったものの、2日連続21万人超を記録した。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の77.0%を占める16万8144人、香港からの旅客が同18.7%の4万0766人で、それぞれ前年同時期の同日から5.4%、37.9%増。

 今年の春節GW5日目までの累計では、総インバウンド旅客数が前年同時期から8.6%減の82万1016人、単日平均にして16万4203人に。

 MGTOは今年の春節GW8日間の単日平均インバウンド旅客数を前年同時期から9%増の約18.5万人とする事前予測を示している。インバウンド旅客の入境のピークは2月1・2日と予想され、今後も連休終盤にかけての動向が注目される。

 参考までに、昨年同時期(2024年2月10〜17日の8日間)の総インバウンド旅客数は135万7803人、単日平均16万9725人だった。コロナ前2019年同時期の単日平均は17万1702人。

マカオで開催された春節祝賀花火大会の様子(資料)=2025年1月31日(写真:GCS)

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