マカオ司法警察局の防犯パトロールで違法売春従事のインバウンド旅客1人発見

 マカオ司法警察局は2月11日、同日同局の組織犯罪捜査処が刑事捜査員を動員して防犯パトロールを実施したと発表。

 同局によれば、今回のパトロール中、カジノ施設などが集積するマカオ半島新口岸地区のホテルにおいて、違法な売春に従事していたとみられる中国本土からのインバウンド旅客の女1人の身柄を拘束するとともに、女が滞在していた客室から”商売道具”を発見したとのこと。女は同局の調べに対し、マカオで違法な売春に従事していたことを認めた上、客から1取引あたり300パタカ(日本円換算:約5800円)を受け取っていたなどと説明したという。

 同局が女に対する身元確認及び調査を行った結果、マカオで他の刑事犯罪に関わっていないことが確認されたが、旅客の立場として明らかに不相応な活動に従事したとし、法律の規定に基づき治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

 マカオでは、アフターコロナでマカオのインバウンド旅客数が回復し、社会・経済の正常化が進む中、警察当局で各種犯罪をターゲットとしたパトロール及び取り締まりを積極的に展開している。

マカオ司法警察局によるパトロールの様子=2025年2月11日(写真:マカオ司法警察局)

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