マカオ、2025年1月のカジノ税収は1366億円…前年同月から2.1%減

 このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2025年)1月の歳入は前年同月から20.0%減の84億0029.4万パタカ(日本円換算:約1596億円)で、年度予算執行率は7.2%だった。

 経常性収入に限ると20.0%減の83億8816.4万パタカ(約1594億円)で、年度予算執行率は7.5%。このうち、いわゆるゲーミング(カジノ)税収は2.1%減の71億8924.6万パタカ(約1366億円)、年度予算執行率は7.7%。歳入に占めるゲーミング税の割合は85.6%に。

 歳出は7.0%減の47億1530.4万パタカ(約896億円)で、年度予算執行率は4.3%。

 財政収支は36億8498.9万パタカ(約700億円)の黒字で、前年同期比では32.0%減。

 アフターコロナでカジノ売上の回復が進む状況を受け、財政予算における年間カジノ売上目標は2023年から引き上げが続いている。今年の年間目標は前年から11%引き上げの2400億パタカ(約4兆5607億円)、月平均200億パタカ(約3801億円)となっているが、1月の実績は前年同月から5.6%減の182.54億パタカ(約3469億円)にとどまった。

 なお、今年1月分の財政収支資料が公表されたが、昨年12月分は未公表。この時期の公表順が逆転する現象は例年通り。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2020年7月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は2月20日に会見を開き、市民の健康意識と自己防護能力向上を目的とした…
  2.  マカオ国際空港を拠点とするマカオ航空(Air Macau/NX)とマカオで統合型リゾート(IR)…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は2月20日、今年(2025年)1月の訪マカオ外客数(イン…
  4.  マカオ政府統計・センサス局は2月20日、昨年(2024年)12月の飲食業と小売業に関する景気調査…
  5.  マカオ司法警察局は2月19日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)内で同局の警察官に扮し、違法…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun