香港、1月初旬からのインフルエンザ死亡例が186件に…約9割が65歳以上の高齢者

 香港衛生署衛生防護センターは2月14日、香港でインフルエンザ流行期が前月(1月)初旬にスタートして以降、同月12日までのインフルエンザによる死亡例が186件に上ったことを明らかにした。

 死亡例のうち約9割が65歳以上の高齢者とのこと。また、重症化あるいは死亡例の合計は301例で、うち約7割がワクチン未接種だったという。

 同センターの最新観測データによれば、2月8日までの1週間における呼吸器サンプル中のインフルエンザウイルス陽性率は10.23%、インフルエンザと診断された公立病院入院患者の入院率は1万人あたり0.67人となっており、インフルエンザの流行が依然として高いレベルにあることを示しているとのこと。

 同センターの徐樂堅(エドウィン・ツイ)総監は、香港は今年1月初旬からインフルエンザの流行が始まり、目下6週目に入っているとし、今シーズン流行しているのは主にA型(H1)との見方を示した。

 参考までに、香港の人口は約750万人で、人口過密地域のひとつとして知られる。

香港の町並み(資料)=本紙撮影

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