マカオ、2024年下半期の中小企業向け新規融資承認額が同年上半期から25.9%減…延滞比率は6.2%まで上昇
- 2025/2/20 8:51
- 産業・経済
マカオ金融管理局(AMCM)が2月19日に公表した資料によれば、昨年下半期(2024年7〜12月)のマカオの銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は同年上半期(2024年1〜6月)から25.9%減の33億パタカ(日本円換算:約624億円)だったとのこと。
担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は同29.3ポイント上昇の76.1%。
昨年下半期末時点の中小企業融資残高は畿内に大口の返済が複数あったことを受けて同年6月末から3.2%減の784億パタカ(約1兆4815億円)に。同年6月末との比較における業界別の動向については、教育と運輸・倉庫・通信業向けがそれぞれ15.8%、9.2%の上昇だった一方、ホールセール・リテール業と建設業向けはそれぞれ7.7%、1.1%の下落。
融資枠に占める融資残高の割合は83.9%で、6ヶ月前から2.7ポイント上昇。
昨年末時点の中小企業融資の延滞残高は49億パタカ(約926億円)、延滞比率は6.2%で、前年末から0.5ポイント上昇した。
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