マカオ政府統計・センサス局が2月21日に公表した資料によれば、今年（2025年）1月の総合消費者物価指数は前年同月比0.23%上昇だったとのこと。

　前年同月の価格指数との比較で比較的上昇幅が大きかったのは、レジャー・スポーツ・文化、その他商品・サービス（パーソナルケア・保険・ネックレス・時計等含む）、医療で、それぞれ5.36%、2.68%、1.1%上昇。外食費、フードデリバリーサービス費、住宅家賃の値上がりに伴い、食品・ノンアルコール飲料（+0.88%）と住宅・燃料（+0.27%）についても上昇。一方、情報・通信（-2.84%）、衣類・履物（-2.22%）、運輸（-3.94%）は下落に。

　今年1月の総合消費者物価指数は前月比0.17%上昇。このうち、レジャー・スポーツ・文化（+2.74%）が顕著な上昇となり、市民の暮らしに直結するものでは、外食費とフードデリバリー料金の上昇、鮮魚や果物の値上がりに伴い、食品・ノンアルコール飲料が0.55%上昇。航空券価格の上昇を受けて運輸（+0.38%）についても上昇。一方、情報・通信（-2.44%）と衣類・履物（-1.94%）は下落。

また、今年1月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.7%上昇。顕著な上昇だったのは、教育（+3.17%）、その他商品・サービス（+2.58%）、レジャー・スポーツ・文化（+2.19%）、医療（+2.14%）で、運輸（-3.01%）は下落に。