マカオ・ポリーMGMミュージアムの円明園十二生肖獣首銅像4体の展示がまもなく終了

 マカオで統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングスは2月21日、同社傘下のIR施設、MGMマカオ内にある「保利美高梅博物館(ポリーMGMミュージアム)」で展示中の「円明園十二生肖獣首銅像」4体(牛首、虎首、猿首、豚首)について、同月23日に展示最終日を迎えると発表。

 同ミュージアムは同社と芸術・文化事業を手がける中国の保利文化集団(ポリー・カルチャー・グループ)が共同設立し、昨年(2024年)11月初旬にオープン。マカオで展示中の獣首銅像4体は中国の国宝級文化財にあたり、「海のシルクロード」をテーマとした開幕展の目玉のひとつとして注目され、多くの観衆を吸引した。

ポリーMGMミュージアムの開幕展で展示され注目を集めた「円明園十二生肖獣首銅像」4体(写真:MGM)

 同社によれば、同ミュージアムのオープンから直近までの約3ヶ月間の累計入場者数は60万人近くに上っているとのこと。開催中の開幕展の会期は(2025年)9月までで、目下、「陸のシルクロード」をテーマにした時期展示の準備を進めているという。

 なお、同ミュージアムの参観は無料だが、同社公式サイト内の特設ページでの予約手続きが必要。オープン時間は月曜〜木曜が午前11時〜午後7時、金曜が午前11時〜午後9時、土曜・日曜・パブリックホリデーが午前10時〜午後8時。(※いずれも現地時間)

最新テクノロジーを使った斬新な展示手法も見どころのポリーMGMミュージアム(写真:MGM)

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