3月開催マカオ国際環境協力フォーラム&エキジビションで産業用四足歩行ロボット「Unitree B2」現地初展示

 地域の環境保護分野における高効率交流プラットフォームとしてマカオ政府の主催で年に一度行われる「マカオ国際環境協力フォーラム&エキジビション(MIECF)」。今年(2025年)は3月27日から29日までの3日間、コタイ地区の統合型リゾート(IR)ヴェネチアンマカオ併設のコタイエキスポホールで開催予定となっている。

 MIECF主催機構は2月21日、今年の「2025MIECF」の開催概要を発表。今年のテーマは「イノベーションとグリーン開発〜美しい都市を築くソリューション」で、低炭素技術のビジネスチャンスを追求するための実行可能な道を探るという観点から、4年連続でUFI(国際見本市連盟)認定のカーボンニュートラルイベントになるとのこと。会場面積は1万2000平米超、会場内に5つの展示ゾーンを設け、グリーン転換の発展、技術革新、汎珠江デルタ地域の環境交流・協力に関する3つのグリーンフォーラムと専門家とトレーダーのためのグリーンビジネス機会を創出する5つのテーマ別マッチングセッションを用意。また、今回マカオのエキジビションで初めてグリーン電力証書を獲得したという。

前回「マカオ国際環境協力フォーラム&エキジビション2024」会場の様子(写真:MIECF)

 見どころとして、世界中で卓越した性能が評判となっている産業用四足歩行ロボット「Unitree B2」(ロボットドッグ)がマカオ初登場となるほか、世界初という太陽光無線充電及び電動アシストシェアサイクルシステム、十数分で充電完了可能な液冷スーパーチャージャーシステムといった革新的な技術の展示を挙げた。また、ICLEI(持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会)事務局長のジノ・ヴァン・ベギン氏を基調講演者として特別招聘し、世界的なグリーン転換に関する先見的な見識を共有も行われるとのこと。

 MIECF2025の詳細は公式ウェブサイト(https://www.macaomiecf.com/miecf2025/)で確認することができる。(※サイトの言語は中国語、英語)

「マカオ国際環境協力フォーラム&エキジビション2025」でマカオ初展示となる産業用四足歩行ロボット「Unitree B2」のイメージ(写真:MIECF)

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