マカオ気象台が春季の天気見通し発表…平均気温平年並みから高め

 マカオ地球物理気象局(気象台)は2月28日、今春(2025年3〜5月)のマカオの天気について、最新の予報予報を総合し、平均気温は平年並みから高め、累計降水量については平年並みから少なめになるとの見通しを発表。

 同局によれば、春季のマカオは主に冬と夏の季節風の転換期にあたり、シーズン初期には地表で発達する下層が寒冷な高気圧からの東寄りの気流の影響を受け、湿度が高く曇りがちな天気になることが多いが、その後は中国大陸に影響を与える冷たい高気圧の影響が徐々に弱まるにつれて気温が上昇し、華南地方は気圧の谷に入ることから、春の終わり頃(5月以降)は雷雨を伴う降水活動が活発になる見通しとのこと。

 なお、世界気象機関(WTO)のガイドラインに基づき計算されたマカオの春季の正常気候範囲は21.9〜22.6℃、累積降水量は380〜640ミリという。

 このほか、最新の観測データから、すでに太平洋赤道域の中・東部の海面水温は下降が続き、ラニーニャ状態にあり、モデル予測を総合してラニーニャ状態は徐々に緩和し、春の終わりにかけてENSO(エルニーニョ南方振動)中性状態に回復する可能性があるとした。

マカオ政府地球物理気象局(資料)=タイパ島大潭山にて本紙撮影

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