マカオ開催バスケEASLファイナル4で日本のBリーグ広島が決勝進出…琉球は3位決定戦へ
- 2025/3/8 11:19
- 澳日関係
マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)スタジオ・シティ内にあるアリーナ施設スタジオ・シティ・イベント・センターで、3月7日から3月9日にかけて東アジアのバスケットボール(クラブチーム)王者を決める国際大会「EASL(東アジアスーパーリーグ)Final Four(ファイナル4)2025」が開催されている。
今大会には、2024-25シーズンEASLの四強にあたる4チーム、広島ドラゴンフライズ(日本|2023-24シーズンBリーグチャンピオン)、琉球ゴールデンキングス(日本|Bリーグ)、ニュータイペイキングス(台湾|2023-24シーズンPリーグ+チャンピオン)、桃園パウイアンパイロッツ(台湾|Pリーグ+)が進出。

初日の7日夜、準決勝の2試合が行われ、それぞれ日本と台湾のチームが対戦した。会場には日本と台湾からのほか、現地でも高い知名度と人気を誇るジェレミー・リン選手(ニュータイペイ)やチュンシャン・ルー選手(桃園)が出場するとあり、地元マカオや香港からも多くのバスケットボールファンが観戦に駆けつけた。
7日の第一試合は、広島(2024-25シーズンEASLグループA 1位通過)がニュータイペイ(同グループB 2位通過)に81-65で勝利。試合は2Qまで均衡した状況が続き、広島の1点ビハインドでハーフを迎えたが、3Qに広島がディフェンスを強化して相手のシュート成功率を低下させ、3Qに逆転、さらに点差を広げた。4Qはニュータイペイのミスが目立ち、広島優勢のまま試合終了を迎えた。EASLプレイヤー・オブ・ザ・マッチには20得点・16リバウンドを記録した広島のドウェイン・エバンス選手が選ばれた。

第二試合は、桃園パウイアンパイロッツ(同グループA 2位通過)が琉球ゴールデンキングス(2024-25シーズンEASLグループB 1位通過)に71-64で勝利。1Qで桃園が大きくリードするも、2Qはタイ、3Qで琉球が1点差まで迫り、4Qの終盤までもつれる展開となったが、桃園のアレック・ブラウン選手が決定的な3ポイントを決めて引き離した。EASLプレイヤー・オブ・ザ・マッチには24得点を挙げた桃園のチュンシャン・ルー選手が選ばれた。琉球はアレックス・カーク選手が13得点、10リバウンドを記録。
9日に行われる決勝(現地時間19時開始)は2024-25シーズンEASLグループAでトップ争いを繰り広げた広島と桃園の対戦に。また、琉球とニュータイペイは3位決定戦(同16時開始)に臨む。
なお、今大会の賞金は優勝チームが100万米ドル(日本円換算:約1億5000万円)、準優勝チームが50万米ドル(約7500万円)、3位チームが25万米ドル(約3750万円)となっている。
