マカオ、通報きっかけに無認可宿泊施設摘発…マンションの部屋を転用、中国人6人滞在

 マカオ治安警察局は3月16日、マカオ半島新口岸地区にあるマンションの一室について、無認可宿泊施設の疑いで摘発を行ったと発表。

 同局によれば、通報をきっかけに存在を認知し、同月12日に立入検査を実施。室内で中国人(中国本土居民)の男女6人を発見したという。

 男女6人は同局の調べに対し、いずれも滞在に至る経緯は見知らぬ女の紹介で、滞在費については1人が1日あたり400香港ドル(日本円換算:約7700円)、残る6人は無料だったなどと説明したとのこと。

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設に対する摘発の様子(写真:マカオ治安警察局)

 その後、宿泊施設の許認可を管轄する旅遊局の調査により無認可宿泊施設であることが証明されたため、即時封鎖措置が講じられたとした。

 マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、コロナ禍で沈静化していた無認可宿泊施設や違法両替商などが再出現している状況で、これらが犯罪の温床になる存在として警察当局が取り締まりを強化して臨んでいる。

 参考までに、旅遊局による昨年通期の無認可宿泊施設封鎖数は186件だった。

マカオ当局によって封鎖された無認可宿泊施設の出入口(写真:マカオ治安警察局)

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