マカオ、今年もデング熱の流行リスク高…当局見通し

 マカオ政府のデング熱予防ワーキンググループは3月26日に年次のワーキング会議を開き、今年(2025年)の予防・管理及びプロモーション活動について検討を行った。

 同グループによれば、昨年は世界的にデング熱の流行が深刻で、マカオでも当地感染9例、輸入性感染39例が確認され、輸入性感染例をきっかけにした当地感染の出現リスクが非常に高いことを示す結果になったといい、今年についてもマカオでデング熱の流行が出現する可能性は依然としてあり、またそのリスクも高いとの見通しとのこと。

 同グループでは、引き続き近隣地域におけるデング熱の流行状況を注視するとともに、政府関連部門間の協調強化、地域コミュニティ団体との連携も進め、予防対策を講じていく予定という。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、今年に入って以降の感染確認は輸入性のみ6例。

マカオ政府デング熱予防ワーキンググループ年次会議の様子=2025年3月26日(写真:マカオ政府デング熱予防ワーキンググループ)

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