SJM、コタイに格安ホテル開設へ

SJMホールディングスがコタイ地区で格安ホテルの開設を検討していると、マカオの有力日刊紙「澳門日報」が28日付紙面で報じた。

グランドリスボア等を傘下に持つマカオの大手カジノリゾート企業SJMホールディングスのCEO、アンローズ・ソー氏がインタビューに応えたもの。同社のコタイ地区プロジェクトでは非カジノ要素が9割近くを占める予定。多元化しつつある旅行客のニーズへの対応と、マカオでの滞在時間の延長を目指したいとのこと。ソー氏によると、現在マカオを訪れる旅行客のマカオ滞在時間は極めて短く、昨年の例で香港の平均3.6泊、ラスベガスの3.7と比較してマカオは1.46泊にとどまるという。マカオへの滞在時間を延ばすことで、マカオが持つ多様な文化への理解度を高めたい考えだ。

現在、コタイ地区にあるのは5つ星ホテルのみ。SJMホールディングスは格安ホテルを開設することで、より多くの旅行客をコタイ地区へ吸引したいとのこと。価格は未定だが、手頃な価格帯を想定している。

コタイ地区(資料)―本誌撮影

コタイ地区(資料)―本誌撮影

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun