マカオ、2025年1Qの対外商品貿易統計公表…輸入が4.5%減に
- 2025/4/29 9:09
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は4月28日、今年第1四半期(2025年1〜3月)の対外商品貿易統計を公表。
今年第1四半期の対外商品貿易総額は前年同時期から4.5%減の354.2億パタカ(日本円換算:約6372億円)。輸出総額は6.1%増の34.9億パタカ(約628億円)、このうち再輸出は6.4%増の31.5億パタカ(約566億円)、マカオ製の製品の輸出が3.5%増の3.5億パタカ(約63億円)。輸入総額は5.6%減の303.3億パタカ(約5454億円)で、貿易赤字は20.0億パタカ(約360億円)縮小の268.3億パタカ(約4824億円)に。
今年第1四半期の輸出先別では、香港特区が14.0%増の26.9億パタカ(約484億円)、米国が7.0%増の5006万パタカ(約9.0億円)だった一方、中国本土は5.8%減の1.7億パタカ(約31億円)、EUは10.5%減の5610万パタカ(約10.1億円)に。品目別では、紡績品・衣料が4.3%増の3.6億パタカ(約65億円)、非紡績商品が6.3%増の31.4億パタカ(約565億円)。
輸入品の原産地別では、EUが6.4%減の94.5億パタカ(約1699億円)、中国本土が2.4%減の88.1億パタカ(約1584億円)、日本が3.9%増の21.6億パタカ(約388億円)。輸入元別では、中国本土が5.5%減の46.0億パタカ(約827億円)、香港が6.1%減の241.2億パタカ(約4337億円)。品目別では、消費財が5.5%減の225.8億パタカ(約4060億円)。このうち衣料品・靴類が8.1%減の31.7億パタカ(約570億円)、ゴールド製ネックレスが8.1%減の28.8億パタカ(約518億円)。食品・飲料は10.9%増の57.0億パタカ(約1025万円)。このほか、燃料・潤滑油が4.2%減の16.0億パタカ(約288億円)、携帯電話は39.2%減の5.5億パタカ(約99億円)、建築資材が42.6%減の3.4億パタカ(約61億円)。
今年3月の輸出総額は前年同月から7.5%減の11.1億パタカ(約200億円)、再輸出は9.8%減の9.9億パタカ(約178億円)で、このうち機械設備・パーチと旅行用品・ハンドバッグがそれぞれ67.0%、27.3%減、カジノ用品とジュエリー・ネックレスはそれぞれ64.4%、18.1%増。マカオ製の製品の輸出は16.0%増の1.2億パタカ(約22億円)となり、このうち銅・銅製品が8.3%増、医薬・有機化学製品は5.2%減。輸入は6.2%減で、このうち携帯電話、建築資材、腕時計がそれぞれ44.1%、34.8%、23.5%減、小型車と食品・飲料はそれぞれ23.4%、16.3%増。単月の貿易赤字は93.9億パタカ(約1688億円)。
