5月新規住宅ローン貸付承認額対前月、対前年ともに増
- 2014/7/17 8:53
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は7月16日、今年(2014年)5月の対住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。新規貸付額は住宅向けが増、商業向けが減。未返済ローン残高についても住宅、商業向けとも増。
5月の新規住宅ローン貸付承認総額は60億パタカで、前月比72.9%増。うち、マカオ居民が占める割合は98.4%。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが75.3%増、非居民向けが7.1%減となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は46.2%増。
未完成物件に対する新規貸付は8億6,900万パタカで、前月比135.8%増。このうちマカオ居民向けが96.5%を占め、前月から132.1%増。昨年同期との比較では128.4%増。
商業物件への新規貸付は前月比19.7%減の56億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが98.1%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが19.7%減、非居民向けが16.1%減。前年同月比では111.7%増。
2014年5月末現在の住宅ローンの未返済残高は1,306億パタカで、前月末から3.0%増、前年同時期から25.0%増。このうちマカオ居民が占める割合が95.3%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から3.1%、0.7%増。
商業物件向けローン未返済残高は前月末から2.5%、前年同時期から33.0%増となる1,023億パタカ。このうちマカオ居民が占める割合が92.0%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から2.7%、0.4%増。
5月末締めの住宅ローン未返済比率は0.07%で、前月末と同水準、前年同時期から0.01ポイント上昇。商業物件向けローンの未返済比率は前月末と同水準、前年同時期から0.01ポイント下落の0.07%。