食品安全センターが巡回査察を強化―マカオ

マカオ政府民政総署は8月8日、夏季シーズンを迎えたことから、同署食品安全センターが特に冷蔵・冷凍食品に対する巡回査察を強化していることを明らかにした。同センターでは毎月平均1,000件の巡回を通じて市内で食品を取り扱う業者への検査及び衛生指導などを行っている。

食品安全センターの巡回査察対象はレストラン、食品加工場、テイクアウト店、スーパーマーケット、コンビニ、雑貨店など広く食品を取り扱う業者及び小売店。今年に入ってからは託児所や養老院、学校、空港等にも査察範囲を広げているという。

なお、今夏の巡回強化において、8月8日の時点では特に目立った問題は見受けられないとのこと。食品安全センターでは、未然に食に関するトラブルを防ぐべく、今後も巡回による査察及び指導に力を入れていきたいとしている。

マカオでも食中毒が度々発生するほか、最近では中国産の汚染食品に対する市民の不安も高まっている。しかしながら、食の安全に対する最大の備えは自衛であるともいえ、出所不明の食品を購入しない、信頼のおける小売店やレストランを利用することでトラブルを未然に防ぐことも必要だ。

巡回査察を行う食品安全センター職員(写真:民政總署)

巡回査察を行う食品安全センター職員(写真:民政總署)

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