崔氏が政策綱領を発表―第4回マカオ行政長官選
- 2014/8/17 9:16
- 社会・政治
8月16日、マカオドームで第4回マカオ行政長官選挙の政治綱領発表及び質疑応答会議(政綱宣講及答問大會)が行われ、唯一の立候補者で現職の崔世安(チョイ・サイオン・フェルナンド)氏と400名いる選挙委員のうち265名が出席した。
登壇した崔氏は「同心致遠,共享反映(心を共に、繁栄を分かち合おう)」をテーマに、暮らし、発展、博愛、ガバナンスの4章から成る政治綱領を発表し、今後5年間の青写真を示した。
政治綱領の中では、特に住宅問題や交通問題など、民生問題の解決に力を注ぐことが盛り込まれている。財政余力を社会保障や住民への補助などに活用し、長期的な視野で住民と繁栄の成果を分かち合うことを検討したいとした。また、ゲーミング(カジノ)を含む観光業については、世界的リゾート都市への飛躍を目指すという目標を推進するため、専門委員会の立ち上げを検討する。カジノライセンスの更新については、来年(2015年)から検討を開始し、カジノ運営企業のノンゲーミング部門拡充や社会的貢献をライセンス継続の可否判断の材料とするとした。
質疑応答では、17名の委員から質疑応答があり、カジノ産業の将来性及び人材に関する質問が多かった。
第4回行政長官選挙は8月31日に投票が予定されている。