違法喫煙検挙者数、新法施行後2.1万人超―マカオ
- 2014/9/11 9:26
- 社会・政治
マカオ政府衛生局は9月10日、新禁煙法が施行された2012年1月1日から今年(2014年)8月31日までの間の規制区域における喫煙者の検挙状況を発表した。取締官の巡回場所はのべ599,390箇所、1日平均615箇所で、累計検挙者数はのべ21,733人となった。
今年(2014年)1月1日から8月31日までの巡回場所は184,235箇所、1日平均758箇所で、検挙数は5,405件、うち5,387件が規制区域での喫煙、6件がたばこ製品を客が直接手に取ることができるやり方で販売、12件が基準に合わないパッケージのタバコを販売したもの。規制場所での喫煙事案のうち、男性が全体の93.2%を占める5,021人、女性が同6.8%の366名、また、63.4%にあたる3,429人がマカオ居民、32.8%にあたる1,774人が域外からの観光客、3.4%にあたる184人が非マカオ籍労働者。検挙数が最も多かったのがネットカフェで、19.0%にあたる1,025件、ゲームセンターが18.3%にあたる989件、公園・フラワーガーデン・休憩所が11.8%にあたる639件。また、総検挙数のうち塔石地区が約31.2%を占め最も多かった。さらに、197件が警察部門の協力を必要とした。罰金の納付状況では、全体の80.8%にあたる4,366人が納付済み。
カジノ内分煙の状況については、衛生局と博彩監察協調局が共同で302箇所のカジノを巡回し、264件の違法喫煙者を検挙した。うち男性が93.9%を占める248名、女性が6.1%の16名、また、域外からの観光客が79.9%の211名、マカオ居民は19.7%の52名、非マカオ籍労働者が0.4%の1名だった。
市民からの電話による通報も相次ぎ、2,005件に上ったという。衛生局では、違法な喫煙をしないよう、あらためて市民や観光客へ呼びかけている。域外からの観光客が違法喫煙で検挙され、罰金を納付しないまま出境した場合、次回入境時に影響が及ぶことから、当局では出境前、期日前の納付を呼びかけている。