マカオ国際空港職員、預け入れ手荷物から高級腕時計盗む
- 2014/9/12 14:05
- 社会・政治
マカオ司法警察局は9月11日、マカオ国際空港に地上職員として勤務する中国本土出身の38歳の男について、勤務中に客の預け入れたスーツケースの中から高級腕時計3点を盗んだとして、今月10日にマカオから中国本土へ向け出境しようとしたところを關閘イミグレーションで逮捕した。
9月12日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。逮捕された男は中国本土出身の出稼ぎ労働者で、マカオ国際空港の地上職スタッフとして勤続4年目だった。今年(2014年)2月20日、マカオ国際空港から中国・福建省のアモイ国際空港に向かうフライトに搭乗した女性客から、マカオで預け入れたスーツケースに入れていた腕時計3点がなくなっていたとマカオ司法警察局に通報があった。腕時計はいずれも高級ブランド製で、被害総額は3点合計で98万香港ドル(日本円換算:約1,356万円)相当。その後の司法警察の捜査によりマカオ国際空港の地上職員の男による犯行である可能性が高いと分かり、9月10日夜の逮捕に至った。
逮捕された男の供述によると、盗んだ時計3点は質店で27万香港ドル(約373万円)の現金に替え、全額をカジノでの賭博で使い果たしたという。