違法宿泊施設から不法入境者ら7人—マカオ・山邊巷
- 2014/10/26 8:28
- 社会・政治
マカオ治安警察局は10月22日、少なくとも2ヶ月に渡って違法宿泊施設として営業していたマカオ半島山邊巷のマンションの部屋の捜索を行った。部屋に板いずれも中国本土出身の宿泊客の男女7名を拘束して取り調べを行った結果、2名が不法入境者であるとわかった。また、別の暴力事件で逮捕された中国本土出身でオーバーステイだった女がこの宿泊施設の経営者と判明。
違法宿泊施設として営業いていたマンションはベッドルームが3室、リビングが1室という間取りで、30〜50代の男女7人が宿泊していた。客らは互いに面識がなく、それぞれ1室1日あたり100〜300パタカの費用で宿泊していたという。宿泊期間は数日から2ヶ月とまちまちだった。
宿泊客7人のうち、40歳台の湖南省出身の男が不法再入境、50歳の上海出身の男が不法入境かつ他人名義のマカオ居民証を所持していた。マカオ居民証は中国本土で購入したと供述しているという。
また、捜索と同日、司法警察局がマカオ半島新口岸地区のカジノで発生した暴力事件で逮捕した50歳台の女が、この違法宿泊施設の経営者であることが判明し、治安警察局に身柄を引き渡した。女はカジノ内で紹介を受けた男からの紹介でこの違法宿泊施設の客となった後、運営を任されていたと供述しているとのこと。警察では逃亡中の関係者の行方を追っている。