2014マカオGP 公道サーキット周辺で交通規制、早めの出発を

マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典、マカオグランプリの開幕が間近に迫っている。今年(2014年)の「サンシティグループ第61回マカオグランプリ」の会期は11月13〜16日の4日間。

マカオグランプリはマカオ半島に市街地中心部にある公道を使用した「ギア・サーキット」(全長約6.2キロメートル)が舞台となることから、交通規制や路線バスのルート変更などが多数予定されている。例年、市民や観光客の市内の移動に大きな影響が出ており、マカオ政府交通事務局では、迂回ルートの情報収集や、早めの出発を心がけるよう広く呼びかけている。

交通事務局によると、通行止め、一方通行の方向調整といった交通規制や路線バスルートの変更を11月12日(水)夜から17日(月)未明にかけて実施するという。交通規制の対象エリアはマカオ半島の新口岸、東望洋山(ギアの丘)、黒沙環周辺で、このエリアを往来する39のバス路線についても迂回ルートへの変更、運行区間の短縮、バス停位置の移転などが行われる。

香港や広東省各地との間を結ぶ高速船が発着するマカオの主要な海の玄関口、外港フェリーターミナルの正面にグランプリのメインスタンドあることから、ここが道路規制やバス路線の変更の影響を最も受けやすい場所となる。グランプリ期間中、外港フェリーターミナルのバスターミナル機能はおよそ600メートル離れたマカオフォーラム前の臨時バス停に移る。そのため、外港フェリーターミナルとマカオフォーラム前、ホテルリスボア前に位置するフェレイラ・アマラル広場の間で、それぞれ無料シャトルバスによる代替輸送が実施される。また、カジノリゾートホテルとの間を往来するシャトルバス乗降場所はサーキットの歩道橋を利用してホームストレートを跨いだ先にあるカジノオセアナス(海立方)後方に移設、タクシー乗り場は従来通りの場所のほか、カジノオセアナス後方にも増設される予定。

交通事務局では、市内各所に交通情報に関する案内板を設置するほか、外港フェリーターミナルに案内スタッフを配置し、市民や観光客に向けた情報発信、問い合わせへの対応を行うとしている。

公道を使用した「ギアサーキット」が舞台のマカオグランプリ。ホームストレートとなるのは幹線道路の友誼大馬路=2013年撮影(写真提供:GCS)

公道を使用した「ギアサーキット」が舞台のマカオグランプリ。ホームストレートとなるのは幹線道路の友誼大馬路=2013年撮影(写真提供:GCS)

 

市内各所に設置されるマカオグランプリ期間中の交通情報案内板=2013年—本紙撮影

市内各所に設置されるマカオグランプリ期間中の交通情報案内板=2013年—本紙撮影

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