アジア最大の室内氷像展「アイスワールド」開催 ヴェネチアンマカオで4年連続 米ドリームワークスと組む
- 2014/11/14 9:26
- ツーリズム
マカオ・コタイ地区のカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、ヴェネチアンマカオは11月13日、同リゾート内に併設するコンベンションホールコタイエキスポホールで、アジア最大規模となる室内氷像展「アイスワールド」を今月27日から来年(2015年)3月28日まで開催することを発表した。
ヴェネチアンマカオの室内氷像展の開催は今回で4年連続となる。米ドリームワークスと組み、同社のアニメ映画「マダガスカル」に登場するキャラクター「ペンギンズ」が案内役となり、館内6つのゾーンを巡るというもの。「シュレック」、「カンフーパンダ」、「ヒックとドラゴン」などに登場する人気キャラクターやイタリア・ヴェニスの町並みなどが氷像で再現される。エキジビションスペースの面積は約1600平米。氷像の制作は、中国・黒龍江省ハルビン市の氷像アーティストが手がける。
入場料金は大人・子供(3〜12歳)が120パタカ(日本円換算:約1700円)、大人2人と子供2人のファミリーパッケージが312パタカ(約4500円)。チケットはヴェネチアンマカオ系のチケット会社、コタイチケッティングの窓口及びインターネット経由で販売する。
ヴェネチアンマカオでは、「アイスワールド」の開催を通じて家族連れの顧客開拓を進めたい考え。マカオのカジノマーケットでは、これまで売上の大半を占めた富裕層向けのVIPルームが苦戦している中、ライト層向けのマスゲーミング(平場)部門が伸長している。また、マカオ政府も、カジノ一辺倒からの脱却を図るため、ノンゲーミング分野への投資実績を今後の新規ゲーミング(カジノ)テーブル配分の際の判断基準のひとつとすると明言している。ヴェネチアンマカオの親会社、サンズチャイナでは、コタイ地区でカジノ付き大型IR施設「パリジャン」の開発を進めており、一定数のゲーミングテーブルの確保が至上命題となっている。サンズチャイナグループでは傘下のヴェネチアンマカオ、サンズコタイセントラル、ザ・プラザでは、エンタテインメントやスポーツ興行の誘致、ショッピングモールの拡充などを近年積極的に展開している。