マカオ司法警察局は11月15日、勤務先のマカオ・コタイ地区のカジノから5万香港ドル(日本円換算:約75万円)相当のゲーミング(カジノ)チップを盗んだ疑いで、同カジノに務める49歳のディーラー職の女、譚(タン)を逮捕したことを明らかにした。
11月14日、カジノ警備員から、譚容疑者が業務中に不審な行動をしているのに気付き、監視カメラの映像を分析したところ、無人となったタイミングを見計らってルーレットテーブルに置かれたチップを手で覆い、腰の部分に隠していたという。その後、容疑者が仕事を終えて帰宅する直前、カジノ運営会社の職員が容疑者を制止し、所持品の確認を行ったところ、休憩室のロッカーの中から1万香港ドル(約15万円)相当のチップが見つかった。
譚容疑者は11月に入ってから合計4回にわたって5万香港ドル分のチップを盗み、すでに4万ドル(約60万円)相当を使い果たしたと供述しているという。