「パンダもう1頭ほしい!」マカオ政府が中国中央に要請へ=返還15周年プレゼントの2頭に上乗せ希望
- 2014/12/26 15:23
- ツーリズム
先週、中国の習近平国家主席が返還15周年記念式典に出席するためマカオを訪れた際、つがいのジャイアントパンダがマカオに贈られることが発表された。マカオジャイアントパンダパビリオンを運営するマカオ政府民政総署管理委員会の梁冠峰委員は今日(12月26日)、中央政府に対し、もう1頭メスのパンダを追加要請したいとする考えを示した。
5年前の返還10周年の際、初めてマカオにパンダのつがいが贈られた。その後、オスの開開(カイカイ)とメスの心心(シンシン)が2010年12月にマカオへ到着。コロアン島のマカオジャイアントパビリオンで飼育、展示を行ってきたが、今年(2014年)6月にシンシンが急性心不全で亡くなった。
今回、マカオに贈られるパンダはつがいで、カイカイの配偶ではないとの認識だった。しかし、マカオ市民の間では、マカオ生まれのパンダの誕生への期待も高く、カイカイの体調も万全であることから、将来的な繁殖可能性を睨み、あらためて配偶にふさわしいメスのパンダを追加要請することにしたという。
当初、つがいのパンダが贈られることで、マカオのパンダは合計3頭となる予定だったが、カイカイの配偶となるメス1頭を加え、2組4頭となる公算。つがいのパンダについては、早ければ2015年夏にもマカオ到着の見込み。
記者会見に出席した梁委員によると、マカオジャイアントパンダパビリオンは2組のつがいを飼育、展示する設備がすでに整っているとし、大規模な追加工事などは必要ないという。「数が多い方がムードも明るくなる」とのこと。