李克強首相「調整期乗り越え更なる発展を」=北京訪問中の崔世安マカオ行政長官と会談
- 2014/12/26 18:20
- 社会・政治
中国中央政府首脳に対するマカオ特別行政区政府の2014年度活動報告を行うため、今月(12月)24日から北京を訪問中の崔世安マカオ行政長官は26日午前、中南海紫光閣で李克強国務院総理との会談に臨んだ。
マカオの政府系放送局TDMが26日午前のラジオニュースで報じた。李首相は、マカオ返還以来の15年間、経済発展、民生の改善、社会の安定など、各方面で大きな成果があったとし、これまでマカオ特別行政区政府を率いた2人の行政長官の手腕を高く評価した。
また、カジノ産業に大きく依存したマカオ経済が今年下半期から調整期に入った現状については、「今が構造改革の大事な時期」との認識を示した上、「中央政府は今後もマカオの健全な発展につながるサポートを継続する」との考えを示した。また、中央からマカオに対する「特別措置」の具体例として、今月18日から実現したマカオと広東省珠海市の間の通関時間延長を挙げた。
この後、崔行政長官は26日午後、習近平国家主席との会談に臨む予定。現在、香港特別行政区の梁振英行政長官も同じ目的で北京入りしている。