中華圏で最も住みやすい都市「マカオ」、かつて西欧列強進出の沿岸都市が上位独占=シンガポール国立大調査

シンガポール国立大学が12月28日に発表した「2014年大中華圏住みやすい街指数」研究リポートで、マカオが総合評価でトップとなったことがわかった。2位は山東省の威海、3位は香港。上位に、かつて西欧列強が進出し、西欧文化の影響の及んだ沿岸部の都市が並んだ。北京、上海、広州、シンセンの中国本土主要4都市はいずれも30位圏外。

香港日刊紙「サウスチャイナモーニングポスト」が12月29日の中国語電子版で報じた。調査は中国本土、香港、マカオ、台湾を含む大中華圏の100都市を対象とし、経済活力、競争力、安全度、社会文化状況、政治管理の5分類で評価を行ったという。なお、政治管理の評価基準に人権、民主要素は含まれない。マカオは安全度で6位だったが、その他の分類ではすべて上位に入った。

「2014年大中華圏住みやすい街」総合ランク上位10都市は下記の通り。
1 マカオ(マカオ特別行政区)
2 威海(山東省)
3 香港(香港特別行政区)
4 煙台(山東省)
5 アモイ(福建省)
6 台北(台湾)
7 濰坊(山東省)
8 南通(江蘇省)
9 常州(江蘇省)
10 南京(江蘇省)

マカオを代表する観光名所の1つ、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)—本紙撮影

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