マカオの悪質タクシー運転手による乗客の荷物狙った窃盗事件相次ぐ
- 2015/1/6 20:12
- 社会・政治
マカオ司法警察局は1月5日、マカオのタクシー運転手の47歳の男を、乗客がトランクに載せたおよそ1万3000パタカ(日本円換算:約19万4000円)相当の金品が入ったスーツケースを持ち逃げした窃盗の疑いで逮捕したことを明らかにした。
マカオの日刊紙「澳門日報」が1月5日付け紙面で報じた。1月3日の午前5時頃、中国本土からマカオを訪れていた乗客が乗車時にスーツケースをトランクに載せたところ、突然タクシーが動きだし、荷物を載せたまま猛スピードで走り去ったという。被害者から通報を受けた司法警察局が同日午後にタクシー運転手を割り出し、容疑者宅の家宅捜索を行ったところ、被害者のものとみられるスーツケースを発見。中身は無事だったという。警察では、余罪を含め、運転手への捜査を進めている。
司法警察局によると、タクシーが目的地に到着した後、乗客を降ろした後、トランクに荷物を載せたまま走り去る事案、車内の忘れ物や落とし物を通報せずに私物化する事案など、マカオのタクシー運転手による同種の犯罪が過去にも発生しているとのこと。
マカオのタクシーを巡っては、このほかにも、法外な料金を請求する事案、乗車拒否、遠回りなど、悪質な運転手による違反行為が相次いでいる。