昨年(2014年)のマカオのカジノ売上が前年比2.6%減の3515億2100万パタカ(日本円換算:約5兆2500億円)となり、2002年のカジノライセンスの対外開放以降初めて前年割れとなった。
マカオの日刊紙「澳門日報」が1月6日付紙面で報じた。投資銀行のモルガン・スタンレーが発表した最新レポートでは、今年(2015年)のマカオのカジノ売上予測について、ゼロ成長から4%減(マスゲーミング=平場部門の売上が前年並み、VIPカジノ部門の売上が前年比7%減)へ下方修正された。一方、来年(2015年)については、13%減から10%減(平場が18%増、VIPが4%増)と上方修正している。
今後のマカオのカジノ売上については、モルガン・スタンレーのように引き続きマイナスとする予測もあれば、新規カジノのオープンラッシュが始まる下半期から回復するという見方もあるなど、先行き不透明な状況の中、予想にばらつきがみられる。