中国の人口、男性の数が女性を3376万人上回る=14年末
- 2015/1/21 10:02
- 香港・大湾区
中国国家統計局は1月20日、2014年末の中国本土の人口統計を発表。男性の数が女性を3376万人も上回っていることが明らかとなった。
マカオの日刊紙「澳門日報」が1月21日付紙面で報じた。最新の統計データによると、2014年末時点の中国本土の人口はおよそ13億人で、このうち男性が7億79万人、女性が6億6703万人となり、男性の数が女性を3376万人上回った。前年の差は3384万人だったことから、わずかながら差が縮小している。
2014年末の中国の総人口における男女比は、女性100に対して男性105.06。出生人口性別比では、女児100に対して男児が115.88となった。国連が認定している正常出生人口性別比は女児100に対して男児102-107であることから、中国本土では極端な歪みが生じているといえる。
男女比の歪みの原因として、1979年に始まった「一人っ子政策」が挙げられており、最近では制度見直しの動きもみられる。