中国で公用車オークション開催、106台すべて落札、総額1.2億円=トヨタの小型車が値上がり最大
- 2015/1/26 11:17
- 香港・大湾区
中国中央政府と国家機関の一般公用車を廃止する公用車改革に伴い余剰となった元公用車を対象とした初めてのオークションが1月25日に北京郊外の亜運村自動車取引市場で開催された。106台が出品され、完売したという。
マカオの日刊紙「澳門日報」が1月26日付紙面で新華社電を引用して報じた。今回のオークションを開催した北京中拓国際拍売社によると、同日の落札総額は660.9万人民元(日本円換算:約1億2400万円)に上ったという。開始値から274.8億円(約5200万円)の値上がり、平均値上がり率は71%となり、入札者の注目が高かったことが伺える、とコメントしている。
オークション開始後、最初に落札されたのは2006年9月登録で、走行距離24万キロというフォルクスワーゲン「パサート」。4.9万人民元(約92万円)でスタートし、6.1万人民元(約115万円)で落札された。開始値が最も高額に設定され注目されたアウディ「A6」は、15万人民元(約282万円)スタートで、20万人民元(約376万円)で落札された。値上がり率が最も大きかったのは2005年2月登録のトヨタの小型車。開始値は9万人民元(約169万円)だったが、133%の値上がりとなる21万人民元(約395万円)で落札された。
なお、オークションで得られた収入は、税金を控除した後、全額が国庫に納められるという。