香港でインフルエンザ猛威、死者81人に=過去5年来で最も深刻

今冬、香港で季節性インフルエンザが猛威を振るっている。香港特別行政区政府食品衛生局の高永文局長が1月30日に明らかにした内容によると、今年1月1日から同日正午までの統計で、インフルエンザによる集中治療室での処置を要する入院患者数は143人おり、このうち81人が死亡したという。

香港の日刊紙「アップルデイリー」が1月30日付電子版で報じた。高局長は「過去4-5年来で最も深刻な事態」とし、今後2月、3月にかけてさらに患者数が増えるとの予測も示した。また、高齢者や子供に対して予防接種を受けるよう呼びかけている。

今冬、香港で流行しているインフルエンザウイルスは「H3N2型(A香港型)」とよばれる季節性のもの。香港では、これとは別に「H7N9型鳥インフルエンザA」に対する警戒も続いている。

季節性インフルエンザ感染率の上昇に伴い、市民に対して予防対策の強化を呼びかける香港特別行政区政府食品衛生局の高永文局長=1月30日、香港(写真:news.gov.hk)

季節性インフルエンザ感染率の上昇に伴い、市民に対して予防対策の強化を呼びかける香港特別行政区政府食品衛生局の高永文局長=1月30日、香港(写真:news.gov.hk)

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