香港でインフルエンザ猛威、死者81人に=過去5年来で最も深刻
- 2015/1/31 13:24
- 香港・大湾区
今冬、香港で季節性インフルエンザが猛威を振るっている。香港特別行政区政府食品衛生局の高永文局長が1月30日に明らかにした内容によると、今年1月1日から同日正午までの統計で、インフルエンザによる集中治療室での処置を要する入院患者数は143人おり、このうち81人が死亡したという。
香港の日刊紙「アップルデイリー」が1月30日付電子版で報じた。高局長は「過去4-5年来で最も深刻な事態」とし、今後2月、3月にかけてさらに患者数が増えるとの予測も示した。また、高齢者や子供に対して予防接種を受けるよう呼びかけている。
今冬、香港で流行しているインフルエンザウイルスは「H3N2型(A香港型)」とよばれる季節性のもの。香港では、これとは別に「H7N9型鳥インフルエンザA」に対する警戒も続いている。