東京が首位、中華圏最高は香港の11位=エコノミスト誌「世界安全都市ランク2015」
- 2015/2/1 15:34
- 香港・大湾区
英国の週刊経済誌「エコノミスト」が1月30日に発表した世界の50都市を対象とした「世界安全都市指数(セーフ・シティ・インデックス)2015」ランキングで、東京が首位となった。中華圏最高は香港の11位、台北が13位に入った。中国本土の都市は20位圏外。
東京は安全、医療保障、基礎インフラ、身の安全の総合で他の都市を上回る高い評価を獲得し、85.63ポイントで首位に立った。2位は84.61ポイントのシンガポール、3位は82.36ポイントの大阪、4位は80.02ポイントのストックホルム、5位は79.19ポイントのアムステルダム。
上位の結果について、マカオの日刊紙「澳門日報」は2月1日付紙面で中新社ニューヨーク電を引用するかたちで「人口3800万人を抱える世界最大の都市圏(東京・首都圏)が最も安全とは!」と紹介。また、「安定したイメージの強いトップ5都市の中に、ドラッグや性に対して開放的なアムステルダムが入ったことに驚いた人も少なくないだろう」との見方を示している。
中華圏では、香港が77.24ポイントで11位、台北が76.51ポイントで13位、上海が65.93ポイントで30位、シンセンが65.76ポイントで32位、天津が63.55ポイントで34位、北京が63.25ポイントで37位、広州が62.7ポイントで38位。
このほか、アジアではソウルが70.90ポイントで24位、バンコクが62.69ポイントで39位、デリーが61.85ポイントで42位、ムンバイが60.72ポイントで44位、ホーチミンシティが54.93ポイントで48位、ジャカルタが53.71ポイントで対象50都市の中で最下位となった。
「世界安全都市指数2015」の調査対象50都市の地域別内訳は、アジア太平洋18都市、ヨーロッパ13都市、中東・アフリカ6都市、北米7都市、中南米6都市。