毎年11月にマカオの市街地コースを舞台に開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」だが、看板レースの1つとして多くのファンを魅了してきた世界ツーリングカー選手権（WTCC）が2015年の最終戦開催地をマカオからカタールへ変更したことに伴い、代替レースの誘致が模索されてきた。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」がイギリスの専門誌「モータースポーツニュース」の記事を引用して報じた内容によると、マカオグランプリ組織委員会は今年の第62回大会に向け、WTCCの代替レースとして複数のオプションを検討する中、イギリスツーリングカー選手権（BTCC）が候補の1つに挙がっているという。

BTCCチャンピオンシップディレクターのアラン・ゴウ氏がによると、「チームにマカオグランプリ参加に関するヒアリングをしたところ、興味は高く、反応もポジティブだった」という。ただし、「いざマカオ開催となれば、一部のチームのみに参加になるのではないか」との見方を示した。

FIA世界ツーリングカー選手権（WTCC）は2005年から10年間に渡りマカオグランプリでシーズン最終戦「ギア・レース・オブ・マカオ」を開催してきた（資料写真）＝2013年撮影（写真：CGPM）