香港の不動産価格、過去最高更新=14年
- 2015/2/8 9:01
- 香港・大湾区
不動産価格の評価などを行う香港特別行政区政府差餉物業估価署(RVD=Rating and Valuation Department)が2月5日に発表した最新レポートによると、香港の民間住宅価格は昨年(2014年)4月から12月まで9ヶ月連続の上昇、通年で13%超の価格上昇となり、過去最高を更新した。
同署の統計によると、昨年12月の民間住宅販売価格指数は前月から1.28%上昇の277.6となり、過去最高を記録。このうち、小型ユニットの指数が大型を上回る上昇率を継続している。面積100平米以下のユニットの価格指数は前月から1.31%上昇、40平米以下では大台突破となる前年同月比15%増の303.2に達した。
賃貸価格についても、過去最高となっている。昨年12月の民間住宅ユニット総体賃貸価格指数は165.7で、昨年3月から10ヶ月連続の上昇、通年の賃貸価格上昇率は6%となった。
マカオの日刊紙「澳門日報」が2月6日付紙面で香港中新社電を引用して報じた内容によると、香港の大手不動産会社アナリストの見方として、短期的に香港の不動産価格は上昇が見込まれることから、香港政府による価格抑制施策の拡大もあり得るとしている。