マカオ政府サイトにハッカー侵入、日本のAVに差し替えられる
- 2015/2/13 9:23
- 社会・政治
マカオ政府の新交通システム(マカオLRT)建設プロジェクトを担当する運輸インフラ局(GIT)のウェブサイトがハッカー被害に遭ったようだ。マカオLRT開通後の一日の生活を紹介するページにおいて、メインの動画コンテンツが日本のAVに差し替えられていたという。
地元ネットメディアが2月13日朝の電子版で報じた内容によると、同日未明からネット上の掲示板にキャプチャ画像がアップされ話題となっていたとのこと。投稿者によると、日本のAVとされる動画は画像処理されていないもので、ネット配信されている作品ではないかという。運輸インフラ局ではすでに該当ページを一時閉鎖し、原因究明を進めているという。
マカオLRT建設プロジェクトについては、最近になって大幅な工事の遅延や予算超過などの問題が次々と明らかになっており、大きな社会的関心事となっている。
マカオLRTはマカオ初となる軌道系交通機関で、第1期プロジェクトはマカオ半島北部の關閘から外港フェリーターミナル、新口岸、南灣湖を経由して媽閣に至るマカオ半島線、媽閣から西灣大橋を経てタイパ島に入り、コタイ地区を通ってマカオ国際空港、タイパフェリーターミナルに至るタイパ線の2線、21駅、21キロメートル。
マカオLRTの第1プロジェクトは、国際入札を経て日本の三菱重工と伊藤忠商事の共同体が駅舎と土木工事を除くLRTシステム一式を46億8800万パタカ(日本円換算:約688億円)受注した。東京の「ゆりかもめ」と同タイプ(クリスタルムーバー型)の日本製の車輌がマカオの街を走る予定。