旧正月連休の中国人旅客動向、14万人が海外、56万人が香港・マカオへ向け出発
- 2015/2/22 10:37
- 香港・大湾区
2月18日から始まった今年(2015年)の中国本土の旧正月連休も4日が過ぎた。中国国家観光局が2月21日夜に発表した最新統計で、多くの中国本土旅客が海外や香港・マカオへ渡航している現状が明らかとなった。
マカオの日刊紙「澳門日報」が2月22日付紙面で報じた。中国国家観光局の「全国団体ツアーサービス管理システム」のデータによると、今年2月16日から21日までの間に中国本土から海外(香港・マカオ・台湾を除く)に向け出国した団体ツアー数は6621、出国人数は14万3651人に上るという。
また、香港及びマカオの出入境管理部門の統計によると、旧正月連休前の3日間に中国本土から香港、マカオへ到着した旅客はそれぞれのべ32万9100人、23万600人で、総入境旅客に占める割合はそれぞれ38%、68%となった。同じく連休前の3日間に中国本土から台湾へ到着した団体ツアー客は1万7400人という。
中国国家観光局では、中国人旅客の本土内以外の旅行先として大多数を占めるのが香港、マカオ、台湾、日本、韓国、東南アジアといった近距離だが、オーストラリア、ヨーロッパ、米国など遠方へ出かける人の数も目立ったとしている。
中国本土から日帰りまたは短期旅行が可能な香港、マカオについては、新年3日目となる昨日(2月21日)から旅客が急増しており、23日頃までピークが続く見込み。マカオでは昨日、中国本土旅客の単日の出入境者数がのべ22万5千人(午後9時現在)に達した。