旧正月連休7日間、中国本土旅客のマカオ出入境126万人
- 2015/2/25 12:25
- 社会・政治
旧暦大晦日にあたる2月18日からスタートした中国本土の旧正月連休が24日に終わりを告げた。7日間に及ぶ連休期間中、マカオにも多くの中国本土旅客が訪れ、観光名所の集まる旧市街地やカジノ・IR(統合型リゾート)施設は大勢の人出で賑わった。
マカオの日刊紙「澳門日報」が2月25日付紙面で報じた内容によると、2月18日から24日までの7日間、マカオの出入境者数は推計で少なくとも248万3300人(のべ、以下同)に達したという。このうち、2月22日の出入境者数は42万人となり、単日過去最高となった。旅客の出身地別では、中国本土が126万4000人、香港が31万600人。
観光名所として知られるマカオ半島の旧市街地中心のセナド広場周辺に大勢の旅客が集中したため、2月21日から4日間連続で歩行者通行規制が敷かれた。また、イミグレーションとカジノ・IR施設の間を往来するシャトルバスやタクシー乗り場でも長蛇の列となる混雑状態が続いた。
マカオ政府旅遊局が公表した最新の統計によると、2月19日から23日までの5日間にマカオを訪れた旅客数は前年同期比3%増78万599人に上った。このうち、中国本土旅客は5.7%増の57万7234人だった。
中国本土の旧正月連休は2月24日で終了となったが、マカオのホテルは25日も満室状態となっているとのことで、今週いっぱいまでピークが続くものとみられる。
なお、昨年(2014年)の訪マカオ旅客総数は7.5%増の3150万人となり、過去最高を記録。このうち中国本土からの旅客が前年比14%増の2100万人で、全体の67%を占めた。マカオの面積は大阪環状線の内側とほぼ同じ約30平方キロ、人口は約60万人。