マカオのカジノで4800万円分のチップ盗難=精算作業中のテーブル急襲

マカオの大型IR(統合型リゾート)施設が建ち並ぶコタイ地区のカジノで3月2日未明、高額のカジノチップが盗まれる事件が発生。被害額は310万香港ドル(日本円換算:約4800万円)に上るという。犯人は現在も逃走中で、マカオ司法警察局が犯人の行方を追っているという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が3月3日付紙面で報じた内容によると、3月2日午前0時頃、コタイ地区にあるカジノ内のハイリミット(高額賭け金)エリアのゲーミングテーブルでカジノディーラーと上司がチップの精算作業をしていたところ、突然1人の男がテーブルに向かって駆け寄り、高額チップを鷲掴みにして走り去ったという。男はカジノ従業員による追跡を振り切って逃走したという。カジノからの通報を受けて捜査に着手したマカオ司法警察局によると、盗まれたチップは額面50万香港ドル(約774万円)のチップ5枚、10万香港ドル(約155万円)のチップ6枚の計310万香港ドル分にも上った。

事件発生当時、精算作業を行っていたテーブルの周囲は無人状態だったという。精算作業に集中していたディーラーと上司は犯人の気配に気づかなかったと話しているとのこと。なお、人的被害は報告されていない。

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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