ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」マカオ公演開催=統合型リゾート施設で3日間
- 2015/4/9 17:16
- ツーリズム
週刊『少年ジャンプ』(集英社)で1999年から2014年まで15年間長期連載された人気漫画作品「NARUTO-ナルト-」(原作:岸本斉史)がこのほど舞台化され、3月21日に東京公演がスタートしている。5月10日まで国内ツアーを行った後、5月後半からマカオ、マレーシア、シンガポールを巡回するワールドツアーが決定している。
今回の舞台は原作コミックス初期(単行本第1巻〜27巻)のストーリーをベースにした内容で、「ライブ・スペクタクル」と銘打ち、芝居、ダンス、アクロバットと最新の映像技術を織り交ぜた演出で「NARUTO-ナルト-」の世界を表現するという。
キャストは、主人公・ナルト役に高い身体能力を持つ松岡広大、サスケ役に舞台俳優として活躍する佐藤流司、春野サクラ役に新星・伊藤優衣、我愛羅役に子役デビュー以来多数の映画、ドラマ、舞台で活躍している須賀健太など、フレッシュな若手を多数起用。脚本、演出は宝塚歌劇団演出部出身の児玉明子が担当する。
マカオ公演のスケジュールは5月22日(金)から24日(日)までの3日間で、22日が19時、23・24日の両日は13時30分と19時のそれぞれ2回の計5回上演を予定している。会場はコタイ地区にある統合型リゾート施設ヴェネチアンマカオ内にあるヴェネチアンシアター(客席数:約1800席)となる。マカオ公演の観賞チケットの発売開始は現地時間の明日(4月10日)午前10時からを予定している。
マカオ公演の内容、キャストはいずれも日本公演と同じで、字幕付きで上演されるという。
「NARUTO-ナルト-」は単行本の世界累計発行部数が2億部(2014年8月現在)を突破するなど、日本をはじめアジア、欧米でも広くファンを獲得している作品だ。マカオでも香港の民放テレビ局TVBが放送している広東語吹き替え版が視聴でき、高い知名度と人気を誇る。
マカオの人口は60万人程度だが、年間3000万人を超える旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。世界的演出家フランコ・ドラゴーヌ氏が手がける世界最大級のウォーターショー「ザ・ハウス・オブ・ダンシングウォーター」がレジデント公演を行っているほか、最近ではブロードウェイミュージカル「キャッツ」や韓国発のクッキングショー「ナンタ」といった有名作品も相次いで上演されている。