ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」マカオ公演開催=統合型リゾート施設で3日間

週刊『少年ジャンプ』(集英社)で1999年から2014年まで15年間長期連載された人気漫画作品「NARUTO-ナルト-」(原作:岸本斉史)がこのほど舞台化され、3月21日に東京公演がスタートしている。5月10日まで国内ツアーを行った後、5月後半からマカオ、マレーシア、シンガポールを巡回するワールドツアーが決定している。

今回の舞台は原作コミックス初期(単行本第1巻〜27巻)のストーリーをベースにした内容で、「ライブ・スペクタクル」と銘打ち、芝居、ダンス、アクロバットと最新の映像技術を織り交ぜた演出で「NARUTO-ナルト-」の世界を表現するという。

キャストは、主人公・ナルト役に高い身体能力を持つ松岡広大、サスケ役に舞台俳優として活躍する佐藤流司、春野サクラ役に新星・伊藤優衣、我愛羅役に子役デビュー以来多数の映画、ドラマ、舞台で活躍している須賀健太など、フレッシュな若手を多数起用。脚本、演出は宝塚歌劇団演出部出身の児玉明子が担当する。

マカオ公演のスケジュールは5月22日(金)から24日(日)までの3日間で、22日が19時、23・24日の両日は13時30分と19時のそれぞれ2回の計5回上演を予定している。会場はコタイ地区にある統合型リゾート施設ヴェネチアンマカオ内にあるヴェネチアンシアター(客席数:約1800席)となる。マカオ公演の観賞チケットの発売開始は現地時間の明日(4月10日)午前10時からを予定している。

マカオ公演の内容、キャストはいずれも日本公演と同じで、字幕付きで上演されるという。

「NARUTO-ナルト-」は単行本の世界累計発行部数が2億部(2014年8月現在)を突破するなど、日本をはじめアジア、欧米でも広くファンを獲得している作品だ。マカオでも香港の民放テレビ局TVBが放送している広東語吹き替え版が視聴でき、高い知名度と人気を誇る。

マカオの人口は60万人程度だが、年間3000万人を超える旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。世界的演出家フランコ・ドラゴーヌ氏が手がける世界最大級のウォーターショー「ザ・ハウス・オブ・ダンシングウォーター」がレジデント公演を行っているほか、最近ではブロードウェイミュージカル「キャッツ」や韓国発のクッキングショー「ナンタ」といった有名作品も相次いで上演されている。

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」©Masashi Kishimoto, Scott/SHUEISHA/Live Spectacle “NARUTO” Production Committee 2015

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」©Masashi Kishimoto, Scott/SHUEISHA/Live Spectacle “NARUTO” Production Committee 2015

 

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」©Masashi Kishimoto, Scott/SHUEISHA/Live Spectacle “NARUTO” Production Committee 2015

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」©Masashi Kishimoto, Scott/SHUEISHA/Live Spectacle “NARUTO” Production Committee 2015

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ市政署(IAM)は11月25日、コロアン島のコロアンビレッジにある路環街市(コロアン公設市…
  2.  マカオ政府財政局が11月22日に公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜10月…
  3.  マカオ特別行政区政府民航局(AACM)は11月22日、同局と中国(本土)民用航空局、香港特別行政…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は11月22日、治安警察局及び消防局と合同でマカオの4つの陸路イミグレーシ…
  5.  マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun