中国、5月から預金保険制度導入=補償限度額970万円

3月31日、中国で預金保険条例が正式公布され、今年(2015年)5月1日から施行される運びとなった。議論が始まってから21年の長い年月を経て実現に至ったという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が4月1日付紙面で報じた。中国の預金保険制度における最高補償限度額は50万人民元(日本円換算:約970万円)となる。補償の対象は個人及び法人口座の人民元預金、外貨預金の元本と利息分。ただし、金融機関からの預金などは補償の対象外。また、中国国内に設立された外国銀行の支店についても条例の適用外となる。

預金保険条例の規定によると、仮に金融機関の破綻した場合、預金保険基金管理機構が7営業日以内に保険の対象となる預金の全額支払いを実施するという。

中国人民銀行の担当者によると、約99.63%の口座が補償の対象となるとしている。

預金補償制度は世界110以上の国と地域で導入されている。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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