携帯電話輸入7割増、ゴールド製宝飾品輸入も復調=マカオ15年2月対外商品輸出入統計
- 2015/4/3 9:51
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は4月2日、今年(2015年)2月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比4.0%減の6.9億パタカ(日本円換算:約103億円)、輸入は同12.4%増の66.2億パタカ(約992億円)で、貿易赤字は59.3億パタカ(約889億円)となった。
2月の単月輸入額では、携帯電話が72.6%の大幅増となったたほか、前月急落したゴールド製宝飾品も32.5%増と復調した。
今年1-2月の総輸出額は16.5億パタカ(約247億円)で、前年同期比0.1%減。このうち、再輸出が1.7%減の13.3億パタカ(約199億円)、地元産品が7.4%増の3.2億パタカ(約48億円)。総輸入額は151.4億パタカ(約2269億円)で、4.3%増。貿易赤字は135.0億パタカ(約2023億円)。
輸出先別の輸出額については、香港が1.7%増の10.3億パタカ(約154億円)、中国本土が6.1%増の2.3億パタカ(約34億円)、EUが25.0%減の4070万パタカ(約6億円)、米国が43.9%減の3347億パタカ(約5億円)。
非紡績品の輸出は1.4%増の15.2億パタカ(約228億円)で、内訳は時計が20.4%増の2.2億パタカ(約33億円)、タバコが157.4%増の7925万パタカ(約12億円)、機械設備・パーツが20.8%減の2.2億パタカ(約33億円)。紡績品及び衣料の輸出は15.2%減の1.2億パタカ(約18億円)。
輸入元については中国本土が10.6%増の51.6億パタカ(約773億円)、EUが1.0%減の36.2億パタカ(約543億円)。品目ではコンシューマーグッズが5.5%減の89.3億パタカ(約1338億円)で、このうちゴールド製宝飾品が30.9%の大幅減となる14.4億パタカ(約216億円)、食品及び飲料が17.9%増の21.4億パタカ(約321億円)となった。このほか、携帯電話が54.3%増の20.3億パタカ(約304億円)、建築資材が18.0%増の5.3億パタカ(約79億円)だった。
今年1-2月の対外貿易総額は前年同期比3.8%増の167.9億パタカ(約2517億円)。
また、1-2月の商品輸入総額に占める日本の割合は4.9%となり、中国本土(34.1%)、米国(9.2%)、香港(8.5%)、スイス(8.1%)、フランス(7.9%)、イタリア(7.0%)に次ぐ。