低迷続くマカオのカジノ売上「最悪の泥沼脱した」=証券アナリスト

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年3月まで10ヶ月連続で前年割れを記録している。依然として長いトンネルから抜け出せずにいるものの、ゲーミング(カジノ)アナリストの中には、安定化の兆しが見られるとする声も出てきているようだ。

マカオの月刊英字経済誌マカオビジネスが4月7日付電子版でブルームバーグの報道を引用して報じた内容によると、9人のアナリストが事前に予測した3月のマカオのカジノ売上と政府が公表した実績数字がほぼ一致したという。

大手金融機関BNPパリバのゲーミングアナリスト、ゴー・シェンヨン氏は、事前予想と実績が一致したことは、マーケットが安定化したことを表しているとし、最悪の泥沼状態からは脱したとの見方を示した。

マカオ政府博彩監察協調局は4月1日に公表したデータによると、今年3月のマカオの月間カジノ売上は前年同月比39.4%減の214.87億パタカ(日本円換算:約3228億円)だった。

マカオのカジノ(資料)—本紙撮影

マカオのカジノ(資料)—本紙撮影

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