マカオ国際空港、悪天候で大幅なダイヤ乱れ=成田からの到着便21時間超遅延
- 2015/4/19 9:08
- 社会・政治
マカオ国際空港運営会社は4月18日、空港上空の悪天候を理由に同空港への着陸を見合わせるフライトが相次いでいることを発表した。同日午後11時現在、マカオ国際空港へ到着予定だった16便が着陸地を香港、シンセン、高雄に変更、2便が欠航、出発便では14便が欠航または遅延となっている。
マカオと日本を結ぶ直行便では18日のマカオ発成田行きのマカオ航空NX862便がおよそ7時間遅れ、成田発マカオ行きの同NX861便はおよそ21時間遅れの翌日(19日)出発となった。大阪・関西往復便は影響なし。
マカオの政府系放送局TDMが18日夜のラジオニュースでマカオ地球物理気象局への取材を元に報じた内容によると、マカオ上空に南からの強い風が吹き込んでいる上、上空600フィートの低い位置に雲があり、空港北側からの目視による着陸条件を満たせない状況が続いているという。
地元紙「澳門日報」は19日付紙面で、およそ2800人の利用者に影響が出たと報じている。
マカオ民航局では、マカオ国際空港では例年台風の影響を受けることはあるが、今回のような強風や雲を理由にダイヤの乱れが発生することは極めて珍しいとしている。