マカオに贈られるパンダのつがい、最短6月1日公開へ=4月30日到着、隔離検疫1ヶ月

マカオ・コロアン島にあるジャイアントパンダ飼育・展示施設、マカオジャイアントパンダパビリオンを管轄するマカオ政府民政総署などは4月28日、マカオ返還15周年を記念して中国中央政府からマカオに贈られるパンダのつがいについて、4月30日午後にマカオへ到着する予定であることを明らかにした。

パンダのつがいは4月30日にパンダ保護研究センターのある四川省の成都双流国際空港から特別機で出発し、午後4時半にマカオ国際空港に到着する予定。マカオ国際空港で歓迎式典の開催が予定されている。その後、マカオ・コロアン島の金像農場に移送され、30日間の隔離検疫が行われる。マカオジャイアントパンダパビリオンでの一般公開については、最短で6月1日となる見通し。

今回、マカオに到着するつがいは、7歳のオスの「カイカイ(原名:ヤーリン)」と8歳のメスの「シンシン(原名:スーロン)」で、5年前にマカオに贈られたパンダのつがいと同じ名前を継承する。当時、一般公募を経て中国語で「ハッピー」を意味する「開心(カイシン)」から、オスが「カイカイ」、メスが「シンシン」と名付けられた。

また、5年前にマカオへ送られた先代の「カイカイ」については、繁殖可能年齢となり、健康状態も良好であることから、中国の全国ジャイアントパンダ繁殖計画に参加するため、原名の「スーヤン」に改名した上、中国本土に里帰りし、そのままマカオに戻らない見通し。先代の「シンシン」については、昨年(2014年)6月に急性心不全で亡くなった。

左がオスの「カイカイ(開開)」(7歳)、右がメスの「シンシン(心心)」=2015年4月(写真:GCS)

左がオスの「カイカイ(開開)」(7歳)、右がメスの「シンシン(心心)」=2015年4月(写真:GCS)

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