マカオ政府博彩監察協調局は5月4日、今年（2015年）4月のマカオの月次カジノ売上について、前年同月比38.8%減の191.67億パタカ（日本円換算：約2882億円）だったとする最新統計を発表した。

月次カジノ売上の前年割れは昨年6月以降11ヶ月連続。また、金額では2011年1月以来で最低となった。

今年1〜4月の累計カジノ売上は839.44億パタカ（約1兆2621億円）で、前年同期比37.1%減。

現在、マカオにはおよそ30のカジノ施設がある。昨年の年間カジノ売上は前年比2.6%減の3515.21億パタカ（約5兆2853億円）で、2002年のカジノライセンスの対外開放以降初めてマイナスを記録した。

【資料】マカオの2015年月次カジノ売上（カッコ内は前年同月比）
・2月：237.48億パタカ＝約3571億円（17.4%減）
・2月：195.42億パタカ＝約2938億円（48.6%減）
・3月：214.87億パタカ＝約3231億円（39.4%減）
・4月：191.67億パタカ＝約2882億円（38.8%減）
＞1〜4月累計：839.44億パタカ＝約1兆2621億円（37.1%減）
※データ出典：澳門博彩監察協調局

カジノ施設が建ち並ぶマカオ半島新口岸エリアの町並み（資料）—本紙撮影