マカオ、中国本土出身者のオーバーステイ35%減=15年第1四半期
- 2015/5/21 20:15
- 社会・政治
マカオ政府保安庁は5月21日、今年(2015年)第1四半期のマカオの犯罪情勢について記者会見を行った。当局が検挙した密航(不法上陸)者数が47.8%増となる427人に達した一方、中国本土出身者のオーバーステイは34.6%減の7565人となっている。
第1四半期にマカオで逮捕された中国本土出身者は719の事案に絡む976人。犯罪種別では窃盗、麻薬吸引、高利貸が多かったという。また、犯罪の被害に遭った中国本土出身者も919人に上った。傷害、窃盗、強盗、高利貸の被害が多く、発生地点についても出入境施設周辺、観光エリア、カジノに集中しているとのこと。
なお、今年第1四半期のマカオのカジノ売上は前年同期比36.6%減の647.77億パタカ(日本円換算:約9825億円)、旅客総数は前年同期比3.6%減の741万2221人。