韓国からマカオへの到着便、降機時に搭乗者の個別体温計測実施=MERS水際対策
- 2015/5/31 9:32
- 社会・政治
今月(5月)26日、MERS(中東呼吸器症候群)に感染疑いのある44歳の韓国人男性(29日に感染確定)が韓国・ソウルから香港を経由して中国広東省恵州へ渡航した事案に関し、近隣地域にあたるマカオでも、衛生局が中心となり感染者の移動中における密接接触者の追跡調査やマカオを訪れる韓国人旅客に対する体温検査強化などの対応を進めている。
マカオ衛生局は5月29日夜、韓国各地からマカオ国際空港へ到着するフライトについて、降機時に搭乗者全員に対する個別体温計測を実施することを発表。香港や中国本土との玄関口となるイミグレーションにおける体温検査についても強化する。この際、もし発熱などの疑わしい症状が見受けられた場合、速やかにマカオの仁伯爵綜合医院へ搬送し、検査を行うという。
マカオを訪れる韓国人旅客は近年増加傾向にあり、昨年(2014年)は前年比16.9%増の約55万人、今年1〜4月累計では前年同期比12.7%増の約21万人に達している。